2025/10/09
【WebデザインAI化は可能か?】Figma pro & Relume 徹底比較
Figma Pro と Relume を使ってみたけれど、まだ“現場レベル”には届きません。
最近、WebデザインやLP制作の効率化ツールとして注目を集めている Figma Pro と Relume。
特にRelumeは、ノーコードで構築できるコンポーネントベースのデザインツールとして話題になっています。
私は専業コーダーのため、デザイン制作にAIをアサインするのは可能なのか検証してみました。
実際に試してみたので、その使用感と「現場レベル」で使うにはまだ課題があると感じたポイントをまとめます。
■ Figma Proの印象
AI機能は基本的に有料プランのようでしたので、お試し課金をしてみました。
最低限のワイヤー作成程度は可能ですが、まだプロのデザイナーさんを脅かすような存在ではないように思いました。
特にエンジニアとの橋渡しを意識すると、まだ「Figma proだけで完結」は難しい印象でした。
■ Relumeの印象:スピード重視のモックアップ制作には最適
Relumeは、FigmaとWebflowを繋ぐような立ち位置で、UIパーツをドラッグ&ドロップで組み合わせるだけで、瞬時にLPを構築できるのが強み。
特に提案段階やコンセプト確認用のモック制作には非常に便利です。
しかし、実際の運用レベル(=現場)で使うにはまだ粗い部分も。
オリジナリティを生み出すことが難しく、基本のモックアップを利用して構築している印象でした。
「早いけど、結局最後はFigmaやコーディングで詰め直す」という流れになってしまいがちです。
■ 現場レベルで求められる“安定感”とは
現場では「スピード」だけでなく、再現性・保守性・品質担保が求められます。
全てをAI任せにしたところで、ヒトが使ったコンテンツを脅かす存在にはまだまだ時間がかかりそうです。
■ 今後に期待
とはいえ、RelumeもFigmaもアップデートのスピードが非常に早く、
特にAI生成系の機能(構成案自動生成、コンポーネント自動整理など)は今後の進化に期待できます。
今はまだ「実験段階での利用」や「提案・ワイヤー段階での補助ツール」として使うのが現実的ですが、
近い将来、“現場でそのまま使える”レベルに進化する可能性は十分にあります。